「立岩」全国屈指の規模を誇る柱状節理の巨大岩

京都府京丹後市にある柱状節理の巨岩で全国屈指の規模を誇る。山陰海岸ジオパークのひとつに選定されており、京丹後市を代表する観光スポットのひとつ。
「立岩」の写真ギャラリー
立岩の概要
竹野川河口から竹野港付近の海岸では、柱状の割れ目を持つ巨大な黒い岩石が多く見られます。特に「立岩」は、周囲1kmにも及び、その巨大さからも地域のシンボルとして親しまれています。
「立岩」に見られる柱状の割れ目は「柱状節理」と呼ばれ、地層中に貫入したマグマが冷えて固まる際にできたものです。
竹野港の南西には「大成古墳」があり、その石室には立岩と同じ岩石が使われています。当時の人々が、柱状節理によって適度な大きさとなるこの岩石を石材としてうまく利用してきたことがうかがえます。
(以上、案内板より)

立岩 撮影のポイント
[光の条件]
・立岩近くのポイントからは北北西方向を撮影します。順光で撮影する場合は、午前中が良いです。
・立岩キャンプ場や水無月方向から撮影する場合は北東方向の撮影に成るので午後からの撮影が順光となります。
[レンズ]
・立岩前のポイントだと標準・広角レンズ、離れたポイントは標準・望遠レンズがオススメです。
[注意]
・駐車場や砂浜からの撮影となります。波の強い時は波に注意しましょう。
立岩へのアクセス
京丹後市街から国道482号で北上。「丹後中学校上」交差点を右折して国道178号へ入ります。
海岸近くになるとT字の「間人後ヶ浜」交差点が見えてきます。右折してからすぐに左折すると「立岩」前の撮影ポイント、左折して100mほど走ると右側に水無月神社があり、そこからも立岩を撮影することができます。
立岩を水無月神社駐車場から撮影
立岩を少し離れたところから撮影できるポイントが水無月神社です。
ここは立岩の西側にあり、国道178号沿いです。

撮影は少し高台にある駐車場から浜越しに立岩を狙うようになります。
それではどのような写真になるか見てみましょう。

この写真が水無月神社から望む立岩になります。正面中央が立岩です。
5月の連休で人が多かったので、望遠では撮影せず、全体の様子だけ撮影しました。
駐車場のすぐ下にあるのは立岩キャンプ場で、水場などの屋根が見えます。ここには公衆トイレもあります。
ここは駐車場から降りてすぐに撮影できるポイントになります。立岩を近くで撮影したい場合は、立岩近くにもポイントがあるのでそちらで撮影することになります。
これから立岩近くのポイントを紹介します。
立岩前の撮影ポイント紹介
水無月神社から国道178号で立岩方向に向かうと100mほどで「間人後ヶ浜」という交差点(信号)があります。
信号のすぐ先、左側に「立岩」という大きな案内板があるので、ここを左に入ります。竹野川沿いに斜めの道を入っていく感じになります。
水無月神社と信号の間には、左側に「はしうど荘」、右側には「京丹後市・丹後庁舎」があります。
川沿いに細い道を200mほど走ると、立岩の駐車場に到着します。

砂利の駐車場になりますが、トイレが整備されており、撮影環境は良いです。
駐車場に車を置いたら、奥(海側)へ歩きます。50mほどで立岩の前の砂浜に出ます。砂浜へは数段の階段を降ります。

ゴールデンウィークは観光客が多く、砂浜から立岩を眺めていました。
柱状節理が印象的な巨大岩です。全体のフォルムも美しいですね。
大成古墳群
駐車場の前には橋があり、竹野川を渡って、東側に位置する大成古墳群まで散策することができます。

柵が木製で味のある橋になっていました。
砂浜越しに大成古墳群が見えます。古墳群も立岩と同じような柱状節理の岩のようです。

大成古墳群には立岩から400-500mほど歩きます。
冬の立岩

砂浜には波が押し寄せ、厳しい冬の日本海の風景に。
存在感ある立岩と荒々しい波が迫力ある風景をつくり出します。
シャッタースピードを変えながら、荒れる波の表情がよく出るようにしました。

こちらは手前まで水を入れました。
立岩に重なるほど激しく舞い上がる飛沫。
立岩は冬の日本海風景を撮影するのにオススメの撮影スポットです。駐車場から撮影ポイントが近いので手軽に冬の海風景を撮影できる場所になっています。
立岩 アクセスマップ(地図)
撮影スポット情報
項目 | Data |
---|---|
名称 | 立岩 |
ふりがな | たていわ |
郵便番号 | 627-0201 |
住所 | 京都府京丹後市丹後町間人 |
駐車場 | 有 / 無料 : 15台程度 |
トイレ | 有 |